Posted on: 2020年2月22日 Posted by: admin

時計の歴史は技術の歴史。時計の進化の過程とは


自然を利用した時間を知る方法

時計が発明される以前、人間は自然の中にあるものを利用して時間を計っていました。人類最古の時計は「日時計」です。日時計とは地面にまっすぐ棒を建てて、その陰の長さや位置から時刻を知るという方法です。紀元前4000年前のエジプトでは、グノモンと呼ばれる棒が用いられていました。北半球にあるエジプトでは、グノモンが形作る影は右回りに移動していきます。時計の針が右回りに進むのは、このことが影響していると考えられています。

日時計は太陽が出ている間しか使うことができません。そこで登場したのが水時計です。紀元前1550年ごろのエジプトで、流れる水の量が同じになるように工夫した水時計が発明され、夜の間の時間を知るのに使われました。その後燃える早さが安定している物を活用した燃焼時計が登場。明かりとしても使えることで広く活用されました。また揺れや湿気に強い砂時計は、海上での時間計測に役立ち、多くの航海を助けました。

機械式時計の登場が大きな転換期に

1270~1300年、ルネサンス時代のヨーロッパで、世界初の機械式時計が作られました。この頃はまだ文字盤がなく、鐘が鳴ることで時間を知ることができました。この頃の機械式時計は動力源に錘が使われており、大きな錘が付いている故に持ち運ぶことはおろか、移動すらできませんでした。持ち運べる時計が生まれたのは、錘に代わって時計の動力源となるゼンマイが発明されてからです。ゼンマイが発明された時期についてははっきり分かっていませんが、15世紀後半には使われていたことが分かっています。ただ懐中時計と呼べるほど小型化するのはもっと先の話で、初期のゼンマイ式時計はポケットに入れることもできず、首から鎖で下げていました。

現代の時計とその役割

その後技術の発展と共に、時計はその精度をどんどん高めていくことになります。そして時代が現代に突入すると、時計はそれまでの機械式から電子式へと進化することになります。転換期となったのは「クオーツ時計」の開発でしょう。クオーツ時計のクオーツとは水晶のことで、推奨は電圧を加えると正確に振動する性質を持っています。この特性を時計の基準にすることで、時計は格段にその精度を上げることに成功したのです。クオーツ時計の技術が公開されたことでクオーツ時計は劇的に普及、世界の時計のスタンダードになっていきました。その後液晶表示や情報通信機能など、機械式時計では成し得なかった機能を搭載したクオーツ時計も登場。もはや時計は時間を知るためだけのものではなく、広い意味で生活をサポートする役割を担っています。

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